こぼれ落ちるため息は贅沢だ

日々いろいろのこと。彼さんとのこと。わたしのこと。

試されている


彼さんがインフルエンザで寝込んでしまった。
会社で大流行しているので、危ないかもと思っていた矢先の出来事で、なんか具合が悪そうという連絡から、あれよあれよと一晩で体温が上がり、翌朝は隣で寝ていて熱いと思うほどだった。
それでも客先には行かなくてはという営業根性は凄いけれど、終わったらすぐに病院に行ってと言い含め、明らかに動いてはいけない人の雰囲気の彼さんを電車に乗せたのは良いけれど。
お昼過ぎやっぱりインフルでした、と連絡が入った。
うすうすそうだろうと思っていたけど、やっぱりね、と思いながら、早く帰れるよう算段を練った。
あなたは実家に帰ったほうが良いのでは、と彼さんに提案されたけれど、既に発症済みの彼さんと一晩過ごしてしまっているし、高熱の彼さんも放っておけないし、かなり高齢の祖母の家に行ったり、小さな姪っ子も預かることの多い母の近くに行くのは危険と思い断った。

彼さんはふだん本当に高熱を出しても会社に行ってしまうし、有給もとらないし、夏休みもほとんど出勤していて、本当に休まない人なので、インフルエンザで5日休むことになって、少しだけ良かったかなとも思っている。
体調が悪いというのは、神さまみたいな人が、いまは休んでおきなさいと言っているのだと思う。

仕事がなかなか片付かず、夜遅く帰ると、彼さんは眠っていた。
こんな時ですら早く帰れない自分が嫌で、でもそれも転職したら少しは改善できるといいな、と思う。
共働きのインフルエンザは大変だけど、これで子どもがいたらもっと大変なので、いまはその準備期間なんだろう。

わたしもインフルエンザ危なそうだけど、
できることはやっておこう。