こぼれ落ちるため息は贅沢だ

日々いろいろのこと。彼さんとのこと。わたしのこと。

甘いだけじゃない


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彼さんのインフルエンザをもらい、見事にダウンして、同じ痛みを分かち合っていました。

病める時も健やかなる時もと言うけれど、同時に病んでしまうと家のことがままならない。

彼さんは今週から出勤しはじめ、私もようやく昨日から出勤しだしたけれど、家がぐちゃぐちゃのままなのでどうにかしたいと思いつつ、気管支炎を併発しているので帰ってくる頃にはぐったりしてしまっていて、ぜんぜん片付ける気力がわかなくて困っている。


本来なまけものなので、一度落ちてしまうとなかなか這い上がるまで時間がかかってしまう。本当は毎日綺麗な部屋でちゃんとしたごはんを作りたいところ。


そんな中でもバレンタインくらいは、と思ってケーキを焼きました。

二人で食べるには大きすぎる20センチのホールケーキなので、残りは冷凍してしまいます。


少しずつ体力回復しつつ、元どおりにしていくしかないかな。


今週のお題「バレンタインデー」

試されている


彼さんがインフルエンザで寝込んでしまった。
会社で大流行しているので、危ないかもと思っていた矢先の出来事で、なんか具合が悪そうという連絡から、あれよあれよと一晩で体温が上がり、翌朝は隣で寝ていて熱いと思うほどだった。
それでも客先には行かなくてはという営業根性は凄いけれど、終わったらすぐに病院に行ってと言い含め、明らかに動いてはいけない人の雰囲気の彼さんを電車に乗せたのは良いけれど。
お昼過ぎやっぱりインフルでした、と連絡が入った。
うすうすそうだろうと思っていたけど、やっぱりね、と思いながら、早く帰れるよう算段を練った。
あなたは実家に帰ったほうが良いのでは、と彼さんに提案されたけれど、既に発症済みの彼さんと一晩過ごしてしまっているし、高熱の彼さんも放っておけないし、かなり高齢の祖母の家に行ったり、小さな姪っ子も預かることの多い母の近くに行くのは危険と思い断った。

彼さんはふだん本当に高熱を出しても会社に行ってしまうし、有給もとらないし、夏休みもほとんど出勤していて、本当に休まない人なので、インフルエンザで5日休むことになって、少しだけ良かったかなとも思っている。
体調が悪いというのは、神さまみたいな人が、いまは休んでおきなさいと言っているのだと思う。

仕事がなかなか片付かず、夜遅く帰ると、彼さんは眠っていた。
こんな時ですら早く帰れない自分が嫌で、でもそれも転職したら少しは改善できるといいな、と思う。
共働きのインフルエンザは大変だけど、これで子どもがいたらもっと大変なので、いまはその準備期間なんだろう。

わたしもインフルエンザ危なそうだけど、
できることはやっておこう。

ひとの評価


彼さんも私も、芸術系の大学を出ているからなのか、
ひとはひとじぶんはじぶん、の考えがある。
人は違うのだから考えが違って当たり前、という大前提があるから、話し合いで意見が違って、そのまま平行線になることもある。
だから楽なこともあり、人に言えばさみしい関係にも見えるかもしれない。

転職に関わる仕事のことについて報告をしたら、怒られてしまった。
彼さんの意見はまっとうで、その通りで、反論しようもなく私は押し黙っていた。
その通りだけどそんなのさみしいし、仕方なかった、と思っていたけど感情論になるので、謝ったのち、黙るしかなかった。口を開けば泣いてしまいそうだった。
彼さんは、納得いってないようだね、と言いながらも、引きずると良いことはないと思ったのか、話題を切り替えた。
その話はもう終わり、という合図のようにも思えたし、気遣われているのに気づいて救われた。


転職活動をしていると、なんども自分を評価される場面に遭遇する。
経歴書だけでスキル不足と判断され落とされることもあれば、一回の面接で高い評価を受け、採用を決めてもらえることもある。
こんなに人から評価を受けることはたぶん人生でもそうそう無いように思う。
その場で評価してもらった自分と、本当の自分のスキルが見合っているのか、不安になる。
ひとからの期待に応えたいという気持ちは、ひとの評価を気にするということと一緒なのかな。


眠れなくて、落ち着かなくて日記を書いている。
明日は彼さんもおやすみ。
仲良くできるといいな。





進めばすすむ


ブログを始めて、新年の目標を立てて。

彼さんの家への引越し、
転職エージェントへの登録、そして面談。
体調不良で沈みながらも、応募する企業を選び、
いくつかの企業で書類選考に落ち、いくつかの企業からは一次面接の案内や筆記試験の案内をいただき、
そして一社めの面接で、いたく気に入ってもらい、
二次選考を経て即日で内定をもらってしまった。


本気で転職活動すると決めてから、まだほんの一か月も経っていないのに、まったく違うところに立っている。
もちろんまだ会社には辞めるとは言えていない。
気に入ってもらえていても本当に次の会社でやっていけるのか、過大評価されているんじゃないかと不安ばかり。

彼さんに話したら、聞いている限りではいい会社だと思うけどね、と言われた。
募集要項で懸念していた勤務時間も実際は遅くならないことがわかり、
第一志望の職種でもあり、お給料も未経験にも関わらず下がらずに転職できる。
今の環境とはまったく違う形になるから、もし本当に残業も少なくて、
気持ちにも余裕ができたら、
毎日彼さんにご飯を作って待っていられるし、
お弁当も作れるかもしれない。

うまくいくといいな。まずは退職交渉からだけれど。


彼さんに、引越し祝いと内定祝いを兼ねて、
お気に入りのレストランを予約してもらい、ごちそうしてもらった。
ストウブで蒸したお野菜と、鹿肉の串焼きと、鴨のコンフィ、おっきいブリュレ。
どれもこれも美味しくてご機嫌で、毎日でも食べたいくらいだけれど、
特別な日にとくべつに、彼さんに予約してもらうのがやっぱり嬉しいので、今度また行けるときはなにかの記念日だといいなーと思う。


翌日は食器棚を探しに下北沢へ。
いくつかアンティークの家具やさんを回るも、私の欲しい食器棚はなくて結局買えず。
些細なことで彼さんにも怒られ、帰り道に傷つくことをいわれ、ついにちょっと泣きました。
イライラさせてしまって反省。

買えなかった食器棚の代わりに、
小さな鏡台を買いました。
彼さんに、これから新しい会社にいくのに、支度するのに使ったら?と言われて。
引っ越してから姿見の前に座って化粧していたので、ちゃんと場所ができて嬉しい。
大切に使おう。


日々を変える

 
ひどい風邪をひいていた。
咳のせいで寝付けず、咳のしすぎで吐いて、たまらず耳鼻咽喉科に行ったら、鼻から喉から気管支まで全部炎症を起こしていて、そりゃあ辛いはずだね、と言われた。
強い咳止めの薬と気管支の拡張テープを処方してもらい、ようやく落ち着いて眠れるようになった。
彼さんは隣で辛抱づよく眠ってくれた。
 
 
先週末、無事自分の家の引越しも終えた。
彼さんの家に集められたわたしのこまごまとした荷物は、時間をかけてゆっくり馴染んでいくのだろう。
まだまだ洋服は多くて、断捨離はまだまだ続きそう。
 
 
 
決定的な出来事もあり、転職活動は引き続き続けている。
上司に退職の意思を伝えてみたが、まだ本気として捉えられていない模様。
複数社の面接予定はあるので、なんとか決めたいところ。
 

微熱のこと

メディシンボトル 薬瓶 アンバー 300cc

早朝、肌寒さで起きると首すじに違和感。なんとなしに触るとしこりのようになっている。

今日は彼さんと骨董市に行く予定だったので、早く起きるつもりだったのが、どうも身体が重くてなかなか動けなかった。

それでも電車を乗り継いで、骨董市を回った。古いレコードケースや、色味の深い帯や、Fire Kingのカップや、あれやこれやを見回った後、彼さんは花瓶にする、と言って小さな薬壜を一つだけ買った。

深い茶色をした、保健室を思い出すような薬壜。

その後、高校サッカー選手権をお店で見ていたら、徐々に体調が怪しくなってきて、しこりもなんとなく痛んで

わたしの変化を感じ取ったのか、彼さんは終わったらすぐ帰ろうといって、最寄駅直通のバスに乗せてくれた。

 

最寄り駅で、花屋さんに寄って小手毬を買ってくれた。薬壜に活けた小手毬は部屋にしっくりと馴染んでいる。

家に花のある生活は久しぶり。

身体が火照っているのを感じる。今日は早めにおやすみなさい。

整理をつける

忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)

改めて会社を辞める決意をする。たまっているもやもやをなんとかごまかしていたけど、新しい会社が見つかるまで待てそうにない。

彼さんは、新しいところが見つかってからにしたら?と、もっともなご意見。でも今そういう言葉が欲しいんじゃなさそうだね、とも言われる。彼さんはわたしに優しいけれど、甘やかす訳ではない。そこもまた、信頼できるところではあるのだけれど。
エージェントとの面談の予定をいれた。踏ん切りをつけないとわたしは動けない。
 
 
土曜日、彼さんはわたしをドライブに連れてってくれて、いっしょに何機もの飛び立っていく飛行機を眺めた。
彼方に飛んでいく飛行機を眺めながら、彼さんとたわいも無い話をたくさんした。
帰り道、港の倉庫群を通り抜けるうち、世の中にはあらゆる仕事をしている人たちがいて、その人たちがきちんと働いているから、日常がちゃんと成り立っているのだと感じた。
わたしはちゃんと社会の役に立つことができているのだろうか。この一年ぐらい、自分の仕事への意識は確かに変わって、それはおそらく決して良い方向ではなくて。けれど、こんなに自信のない状況でずっと働き続けるのはつらくて、自分のためにもならない気がして。
環境を変えてしまうのが、一番なのだと思う。
 
 
ダイエットは停滞中。今日はスクワットを80回。
引越しも、運ぶのも処分するのもとてもお金がかかる。
いろんなことを一度にするのはあまり得意でない。
できればもう少し、毎日の暮らしを丁寧に生きたい。